生理に関するFAQ(生理中のセックス・入浴・旅行など)

生理中はセックスをしてもいいのでしょうか? 彼氏は「生理中は妊娠しないから問題ない」と言うのですが…

インターネット上には、生理が始まるとセックスをしたくなる、生理中の方が感じやすい、生理中は妊娠しないなど、数多くの俗説が溢れていますが、いずれも医学的根拠に乏しいものばかりか、明らかな間違いも含まれています。

性病のリスクを喚起する看護師

なかでも「生理中は妊娠しない」と信じている若い方は多いようです。確かに卵子の寿命は排卵後約24時間くらいしかないうえ、受精に適している時間は6〜8時間とされていますので、望まない妊娠のリスクはなさそうに思えます。

しかし、精子の寿命は1週間以上あるため、たとえ生理でも精子が排卵日まで生きている場合は、妊娠することは十分にありますので、妊娠を望まないならば通常と同じような避妊が求められます。

生理中は膣内の自浄作用が低下しているので、雑菌や細菌が侵入しやすい、すなわち性病に感染しやすい環境になっています。また生理中は膣内の粘膜は柔らかくなっているため、セックスをするとペニスのちょっと刺激で傷がつきやすく、炎症を引き起こす原因となります。

また生理中のセックスは、経血に混じって体外に排出されようとしてる雑菌や細菌を膣内に戻してしまうことにもなります。これらの理由により生理中のセックスは避けた方がよいでしょう。

生理中に入浴しても大丈夫なのでしょうか?

家族と同居している女性の場合、経血でお湯を汚すことが心配で生理中は浴槽に浸からずにシャワーだけで済ませてしまうことも多いようです。しかし、お湯の中に浸かっているときは膣の入り口は閉まっているので経血が流れ出ることはありません。一方、浴槽から出ようと立ち上がって足を上げた際には、膣の入り口が開いて血が流れ出てきますので、注意が必要です。

お風呂は生理痛を和らげます

生理中は外陰部に付着した血液によって、雑菌が繁殖しやすいため、デリケートゾーンがかぶれて痒くなったり、ニオイがきつくなる傾向にあります。したがって、清潔を保つためにも生理中の入浴はオススメです。また、入浴で体を温めることは、結構の改善作用によって、生理痛の原因となる冷えを解消することにもなります。

それでも出血が不安な女性はタンポンを利用するとよいでしょう。ただし注意したいのは、雑菌がタンポンの紐をつたって膣内に侵入する可能性があるため、入浴後は新しいタンポンあるいはナプキンに交換するようにしましょう。

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1か月後の旅行の日程に生理日が重なりそうで気分がブルーです。今からでもずらせますか?

家族や友人との楽しい旅行に限らず、入学試験、スポーツ大会、結婚式などに生理日が重なってしまうのは、生理痛が普段軽い人でも気分が落ち込みますよね。生理期間は低用量ピルを服用することで「早める」もしくは「遅くする」ことができます。

生理期間を早めたい場合は、生理開始から5日目あたりからピルを服用し、10日〜14日ほど続けます。一方、生理期間を遅らせたい場合は、生理予定日の3〜7日前から服用をはじめ、遅らせたい日まで続けます。服用している間は生理はなく、止めればすぐに生理が始まります。

大切なイベントが迫ってからピルを服用しても間に合いません。遅くとも生理予定日の1ヵ月前までには婦人科を受診するようにしましょう。ピルは生理がある女性ならば年齢に関係なく中学生でも服用できますが、高血圧や糖尿病、肝機能に障害がある人などは処方できないことがあります。

中学生の娘が生理中にスポーツや部活動をしてもいいのか不安なようです

生理が近くなると、特に、骨盤付近の血行が滞りがちになるため、生理痛が酷くなる傾向になります。体が疲労困憊となるハードなスポーツは、生理を遅らせたり、生理痛を重くしてしまう危険がありますが、適度な運動は血行を改善し、生理痛を緩和する効果が期待できます。

体力には個人差がありますが、疲れすぎない程度なら学校生活における体育や部活動は問題なく、生理痛を和らげるだけでなく心身のリフレッシュにもなります。ただし、生理期間中は無理は禁物です。